2010年3月2日火曜日

佐々木正悟さん主催 【コミュニケーション ハッカーズ】に行ってきました!

最近怒ったこと ありますか?











先日、『iPhone情報整理術』などの著者である、
佐々木正悟さん主催のコミュニケーション・ハッカーズ(in 大手町)に行ってきました。


佐々木さんは、心理学ブログ『ライフハックス心理学』を運営されていて、
私達が少しでも毎日を楽しく快適に過ごすための、メンタル面からのハック等を日々
提供して下さっています。
私のお気に入りブログの一つです。


今回のテーマは、「怒り」について。

セミナー冒頭でずばり結論を・・・

●程よく怒ること。


●怒る目的は、状況を打開すること。


●怒りの感情は、行動を起こさせる信号であること。


もし、怒りを感じたにも関わらずそれを出さずに閉じ込めると・・・
それを繰り返すことで、あまりよくない結果が自分に返ってくるそうです。

これらのことをマインドマップにかきながら、セミナーのスタートから私の中では


「そりゃ程よく怒る方がいいのはわかるけど、
立場や状況によってそれを押し殺している人がほとんどなんじゃないの?」

「怒りを自分の中で何かに変換する、もしくは怒りを感じても、
器を大きくして自分の中で処理する方が、社会人としての振る舞いなんじゃないの?」

と、怒りを閉じ込めることがどんなことを引き起こしてしまうのか、
体験しているからこそ、マークが飛び交っていました。

【ルールを変える】


怒りを感じた時、それをため込み過ぎたり怒りを感じていることそのものを無視し続けたりすると、
やがて自分を壊してしまうならば、一体私たちはどのようにしたらいいのでしょう。


それは、自分の中のルールを変えることだそうです。

私自身を振り返っても、子どもの頃からネガティブな感情を表に出すことは、
あまり良くないことと教えられてきたように思います。


ちょっと余談ですが、俳優の高倉健さんのように、
「不器用ですから・・・」
と、様々な感情を内に秘めることが美徳でありカッコよさであると、
私達日本人のDNAには刻まれているようです。(^◇^)

でも、いつからか外国人と同様に感情を表に出すことが、
これからの日本人にも必要だと言われ、
特にポジティブな感情を素直に出すように変わってきたようです。

それでも「怒り」というマイナス感情は、

●相手にも自分にも不快だという理由で、できるだけ出さないこと。


●大人として、道徳的にみっともないこと。


そんな環境の中、私達日本人は育ってきたのです。

「怒りを程良く出す」ことが、大切なことは十分わかるけれど、
いざ出す!となると、難しいなあと思ってしまうのはきっと私だけではないはずです。

このように高度経済成長期をかすりながら育ってきた私!(^^)!が、
最近、怒りを感じた時にどのように対処しているのかをご紹介したいと思います。

このことがきっと、佐々木さんのおっしゃる「ルールを変える」ということだと思います。


【私の怒りを鎮めるハック?】

●相手が自分より年上の場合。
「その年齢でこんな理不尽なことしかできないんだな~」と可哀想に思うハック。


●怒りを感じている時間を、「もったいないな~」と思うようにし、「もっと楽しいこと考えよう」と切り替えるハック。

●相手には相手の、自分には自分の正しさの中で生きているから仕方ないと切り替えるハック。

以上が比較的よく使うハック(?)です。
中でも、2番目の「もったいないハック」は最近最も効果のあるハックで、
これを思い続けていると、次第に気分が落ち着いて、
他の自分にとって有意義な時間が過ごせるようになります。


また、ハックと言えるのかはわかりませんが、
「マインドマップをかく」というのも、私にとっては重要な怒り解決法です。

以前、なかなか怒りを感じているところから解放されず、
思い切ってマインドマップにかいてみることにしました。
ネガティブなことをかくのは正直ためらわれたのですが、
そこは自分を信頼して、とにかく思い浮かんだ言葉、感情をブランチの上に
かき落としていきます。

すると集中する心地よさと全体をかき上げる頃には、
なぜ自分が怒りを感じていたのかその原因が腹に落ち、
スーッとその感情が抜けていくのがわかりました。

「これは使える!!!」


アイデア出し、情報整理に使えることは十分に分かっていいましたが、
自分の感情整理にも使えることを実感することができました。

【教育に活かす!】

●自分が「怒りやすい」性格かどうかに気づかせる。

●自分が「怒り」を受けた時、どんな反応をしてしまうのかを気づかせる。

ただやみくもに「怒ることはよくないこと!」と決めつけずに、
なぜ自分は怒っているのかについて、
少し振り返る時間を子ども達に確保してあげることが大切だと感じました。

また、「怒り」を受けた時、自分ばかりを責める傾向にある子ども達には、
違う見方があることを伝えることも必要だと思いました。

大人にも必要な「コミュニケーション・ハッカーズ」ですが、
価値観が多様化するこれからを生きる子ども達にも、
必要なハックだと感じました。

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