2009年12月21日月曜日

第16回夕学五十講【届かないものを、届ける法(本を中心に)】幅 允孝ブックディレクター

幅さんと私がつながっていると感じたワケ


慶應MCC第16回「夕学五十講」
12/8 幅 允孝[ 講演名]「届かないものを、届ける法(本を中心に)」


唐突ですが、私の夢の一つに「ブックカフェ」を作るというのがあります。
そこには本、人、コーヒー、モノが集まり、ワールド・カフェのような人との交流空間があり、
つながりができ、広がっていく・・・そんなコミュニティを作ってみたいなあと思ってます。


私の中のイメージでは、その空間の主人公は人間と本。
本は人の手に取りやすいように並べられています。
そこに行けば、新しい本との出会いがある・・・
オッと~イメージの世界にいきすぎましたね。


このように本のある空間をこよなく愛する私は、
いつの間にか幅さんのやっていらっしゃることに興味をもっていました。


昨年は「情熱大陸」にも出演され、雑誌や新聞にも登場されています。


最近では、『つかう本』という本を監修されました。

何とか幅さんにお会いできる方法はないだろうか?
と密かにチャンスをねらっていた私にとって、
「届かない幅さんに、届く法?!!(^^)!」が夕学五十講受講だったのです。

【ワケ】

私は小学校の教員です。


小学校で子ども達に、学習、社会、友達、自分自身などとの
関わり方(学び方)の基礎を伝える仕事をしています。
つまり子ども達にそれらとのつながり方を、
手を替え品を替え伝えているというワケです。


では、幅さんは・・・?


お話の初めにこんな話をされていました。


「~おいしい焼き肉屋さんに行ったとき、人においしいよ~と伝えたくなりますよね。


  それと本も同じなんです。」

「~おせっかいなことだと思います。でも、それが相手にとっておせっかいなことでは


  なくなった瞬間、仕事になるんです。僕はそれをしたいと思っています。」


このお話を伺った時、


「ああ、私がしたいことと同じだ~。じゃあ、どうやっておせっかいじゃないように工夫されているんだろう?」


と思いました。


このあたりをフックにしながら、心に引っかかってきたものをご紹介します。


【おせっかいじゃないように…】

幅さんがこれまで手掛けてきたお仕事には、次のようなものがあります。


●本屋さんをつくる


TSUTAYA TOKYO ROPPONGI、BOOK246、SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS


●本のコーナーをつくる


 CIBONE AOYAMA、SOUVENIR FROM TOKYO、Tokyo’s Tokyo


●本のライブラリーをつくる


 千里リハビリテーション病院、駿台予備学校、PARK LIBRARY


これらの仕事をする時に心がけていることは、

「~それぞれの場所に存在する磁場を慮り、


  その場所に最も似つかわしい本を~」


「~好きな本をただおすすめしても、おせっかいにしかならない。


  届けたい相手が両手を伸ばして届く範囲内に本を配置しなければ~」


ということだそうです。


その為に、必ずすることは「インタビュー」

相手を知り、どんな本なら手に取ってもらえるのかを
るためのインタビューです。


講座では、関わった一つ一つのお仕事についてお話がありました。

一つだけここでご紹介させていただくと・・・。


心に残ったのは、東京ミッドタウンで行われた「パークライブラリー」でのエピソードです。 






普段は立ち入ることのできない芝生に、
その期間中は入ることができるというおまけに加えて、
幅さん達がセレクトした本をバスケットに入れて
貸し出すということをされたそうです。


そのバスケットには、入れた本(数冊)のテーマが書いてあるタグを付け、
芝生にゴロンと寝っ転がって読むことができるように
ブランケットまで付けて貸し出しを始めました。


本目当てというより、ブランケット目当てのお客さんがほとんどの中、
本はブランケットを押さえる重石代わりに使われていたようです。


でも、幅さんはそれでもいいと思ったそうです。
それは、ゴロンとなって目の前に重石代わりの本があれば、
何となくパラパラとでもページをめくるだろうと・・・


私はこの話を聞いた時、この位肩の力を抜いて本をススメてもいいんだ~
ととても楽になりました。
ススメた限りは手に取ってもらいたいというのは、
ススメた側のエゴでしかないと・・・。


手に取ってもらう努力は最大限するけれど、
どうするかはあくまでも相手次第なのです。


このブランケット作戦といい、寝っ転がってパラパラでもいい作戦といい、
遊び心があっていいなあと思いました。


【教育に活かす】

●遊び心


 なかなか失敗が許されない現場ですが、
せめて子ども達には失敗大歓迎の気持ちでチャレンジさせてあげたいものです。
それには大人に遊び心がないと許容範囲は広がりませんね。

●つなぎ役 


 学習にしても本にしても、できるだけ子ども達の手の届く範囲に近付けて
興味をもたせたいと思います。


 児童文学『宝島』と漫画『ワンピース』を幅さんがつなげたように、
私も、子ども達が様々なものをつなげらたい。
そして、子ども達が自分からつながることができるように、
つながり方を伝えていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考になった点がありましたら、コメントいただけると嬉しいです。
どうぞ宜しくお願いします

2009年12月14日月曜日

『ワールド・カフェをやろう』香取一昭・大川恒 共著

ワールド・カフェをまずはとにかく体験したい!と思ったワケ

「ワールド・カフェをやろう』香取一昭・大川恒 共著













【ワケ】

友人、同僚、家族と話していて、
それまで思ってもみなかったことに気づかされたことはありませんか?

「へぇ~こんな考えもあるんだ~。」

「私ってこんな風に考えていたんだ~。」

「うわっ!これつながった!そういうことだったんだ。」

ということが私はよくあります。
これがたまらなくワクワクします。
このワクワクが偶然出会った人々と、
カフェのようなリラックスした空間でできるなんてステキです。

ぜひともワールド・カフェを体験してみたい!この本を読んでますます感じました。

【マインドマップ】











【ワールド・カフェって?】


本書には、次のように書かれています。

「~ワールド・カフェは、メンバーの組み合わせを変えながら、
 4~5人の単位の小グループで話し合いを続けることにより、
 あたかも参加者全員がはなしあっているような効果が得られる
 会話の手法です。」

「ワールド・カフェでの話し合いでは、その名が示すようにカフェのような、
 リラックスした方の凝らない雰囲気ができやすいことから、
 プロジェクトやチームの、様々な利害関係者の新しい関係づくりを進めていきたい場合~」

また、最近、ワールド・カフェが急速に普及している理由の一つとして、

「~組織の中では必ずしも必要とされていない「もう一人の自分」を表現し、
 活用できる場を求めている人が多い~」
と、ありました。
ナットク!!!
お~!!!私も重なる所があります!
同じように感じている人がいるんですね!

私の職場では、残念ながらワールド・カフェについて話題に出たことはありません。

私が初めてその存在を知ったのは、読書会に参加した時です。
参加メンバーの中に詳しい方がいて、書籍の紹介をしていただきました。

その後、マインドマップの研修で、それに似たことを体験しました。
その時感じたのは、話し合うテーマ(共通の目標)に向かって、
普段、口にはしないことを心を開いて吐き出すことができる、ということでした。

同じグループになった方も同じように話してくださるので、
短時間で打ち解けることができたようです。


本書は、このようなワールド・カフェを開催するためのノウハウが、
【事例】をたくさん挙げながら初心者にもわかりやすく書かれています。


人と話すこと、聞くことが好きな人であれば、
すぐにでも実際のワールド・カフェを体験がしたくなってきますよ!
もう少し、詳しい理論などを学びたい方は、
『ワールド・カフェ カフェ的会話が未来を創る』 
アニータ・ブラウン&デイビッド・アイザックス著
を読まれることをおススメします。















【教育に活かす!】

●問い

ワールド・カフェで大切なことの一つに、「問いを何に設定するか?」があります。

問い=テーマ

よい問いとは、その問いを自分の中に取り込んだ瞬間から、「脳がグルグルと動き始めるような問い」 
そんなイメージです。

例えば、

「職場でもっと一人一人が活躍するには、どうしたらいいのか?」


という漠然とした問いと、

「職場の同僚の得意なことを見つけよう」

という具体的な問いでは、次に起こすアクションが全く違います。
(スミマセン!私が考えた「問い」なので、ふさわしいとはいえないかもしれません・・・(;一_一))

ワールド・カフェでは、前向きで具体的な行動が浮かんでくる問いが、
欠かすことのできない要素なのです。

これは授業でも活かせます!

問い=発問の善し悪しが、子ども達を「???の渦」に巻き込むか、
「!!!の渦」に巻き込むかの分かれ道です。

教師の発問をきっかけに、子ども達がワクワクしながらその答えを探したくなる・・・
そんな「問い作り」をこれからも目指していきたいと思います。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
参考になる点、ご感想などありましたら
コメントいただけると嬉しいです。

2009年12月7日月曜日

小暮真久著『「20円」で世界をつなぐ仕事』

TFTのランチをぜひとも食べてみたい!と思ったワケ
小暮真久著『「20円」で世界をつなぐ仕事』
【マインドマップ】
【ワケ】
できることなら困っている人の役に立ちたいけれど、自分の力全てをそこには注げません。
私は私で、やらなくてはならないことがあるから・・・
でも、自分が日常やることの中に、自然に役立つ仕組みがあるなら気軽に参加することができます。
ランチを食べて、そのたった20円が確実に役立つのなら・・・
しかもそのランチがヘルシーならば自分にもナットク、おトクです!
では、詳しくご紹介します。
初めに、【社会事業】、【TFT】って何だろう?
いうところからスタートしたいと思います。
【社会事業】
●~違うのは上げた利益の使い道です。
 一般の事業では、利益は主に出資した株主に還元されます。
 対して社会事業では、利益は再び社会を変えるための活動に使われるのです。
ナントナ~くわかった気になっていましたが、
実際の所はこうだったのですね。
そうなると、そこで働く方のお給料の出所が気になります。
ボランティア?!
いえいえ、きちんと利益を生み出し、
そこからお給料をもらっていることを、
恥ずかしながら私はここで初めて知りました。
寄付をする側としては、どのくらいの割合で、
自分が寄付した金額が、困っている人の為に活かされているのか?
というところは知りたいところです。
勿論、このTFTの取り組みに不安を感じる・・・ということでありませんよ!
ただ、たくさんの募金活動の中には、
「その募金、いったいどこにいくのかな~」
と感じてしまうものもあるのです。
とにかく、【社会事業】といっても、無償奉仕で熱い思いだけでやっているのではなく、
きちんとした利益を生み出すビジネスだということがよくわかりました。
【TFT】
NPO法人「TABLE FOR TWO International」が正確な名称です。
TFTがやっていることを、ごくごく簡単に説明すると、こんな感じになります。
①社員食堂などと提携し、低カロリー、栄養バランスのとれたメニューを提供してもらう。
    ↓
②そのメニューを20円上乗せし値段設定する。
     ↓
③上乗せした20円を寄付金とし、TFTを通じてアフリカの子ども達の給食費にあてる。
チロルチョコ!(^^)!だって、もうちょっとしますよね~
その20円が、アフリカでは給食1食分になるなんて・・・驚きです。
これらの仕組みを【TFT】は作り上げました。
イチ企業ではなく、NPO法人が作っちゃった・・・こういうことができるんですね~。
TVやニュース、新聞などでは、
「NPO法人」という言葉を、耳にしない日はありませんが、
私の周り、ご近所さんではどうか?・・・というと、
正直、あまり馴染みがありません。

勝手なイメージですが、そこにいる人達はとても問題意識が高く、

行動力もあって、何だかTVやニュースの中だけにいる遠い存在の人という感じでした。
そんな遠い存在の社会事業が、一気に身近に感じる文章がありました。
読む人、今置かれている環境によっては、
「何、理想を言っているんだ!」
と腹を立てる人もいるかもしれませんが、私にはしみじみと伝わってきます。

「~「仕事というのはつらいものであり、意にそまないこともやらなければならない」と

 されてきました。(略)小さい頃の夢や希望は、その人の一生を方向づける
 「想い」の根幹を成すものであるはずです。この想いを素直にいかせる仕事こそ、
 その人にとっての天職であるはずです。~」
賛否両論分かれても、、若い人に限らず、アラサー、アラフォー、アラフィフ・・・
あらゆる人が自分に問いなおしてもいい言葉ではないかな・・・と思います。
数年前にはそれほど目立たなかった「社会事業」「社会起業」などに関する本が、
最近では、書店に行くとかなり目立った場所に置かれています。
それだけ注目を浴びているのでしょう。
本書は新しい?働き方を提案してくれる案内書です。
【教育に活かす!】
●夢を叶える
小暮さんが、一つの夢であるこのTFTを軌道にのせるまでには、
たくさんの困難なことにぶつかりました。
その困難なことを乗り越えていくのに役立ったのは、
マッキンゼー時代に培った「ロジックツリー」でした。
「~解決することなど到底できないと思われるような難題であっても、
 課題を細かく要素分解して整理することで、解決可能と思われるレベルまで
 落とし込むことができる。~」
「こうなりたい!」という夢を叶える時も、この考え方は活かせます。
夢を叶えるためには、小さなハードルを一歩一歩越えていかなくてはなりません。
でも、子ども達は、はじめはどんなハードルを用意したらいいのかもわかりません。
そこで大人の出番です。
小さなハードルの作り方も、教えてあげましょう。
この「小さなハードル」が「課題設定」なのです。
「どうせできない!」「そんなのムリ!」
と、こんな声をよく耳にしますが、
それは、解決方法=課題設定の仕方 が分からないからだと思います。
夢を叶えるためには、どんな方法があるのか・・・?
「叶え方を教える」ことも大人の役割だと思いました。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

何か参考になる点がありましたら、コメントをいただけると嬉しいです。
どうぞ宜しくお願いします!(^^)!

 

 

2009年11月30日月曜日

【ビジネス書】藤原和博著『35歳の教科書』

肩書きナシでも勝負できる力をもちたいなあ・・・と思ったワケ 藤原和博著『今から始める戦略的人生計画 35歳の教科書』 【マインドマップ】 【ワケ】 ●組織にドップリと依存していると、組織外で通用しない人間になってしまう?! では、詳しく紹介しましょう。

●組織にドップリと依存していると、組織外で通用しない人間になってしまう?!

確か私がこういったことを意識し始めたのは、先輩の同僚の方の中に、

家庭も仕事も大切にし、しかも楽しんでいる方との出会いがあったからだと思います。

しばらくして、勝間さんの『効率が10倍アップする新・知的生産術』が広まる中、

私も読書会や勉強会に参加するようになりました。

組織の外で活躍する方に「ナマ」でお会いするようになって、

皆さんのモチベーション、意識の高さに私も刺激を受けるようになりました。

その方達は決して流行りで参加されているのではなく、

「肩書きではない、自分の力をつけたい」

と、時間を投資して集まっているのです。

この本は、少し前にNHK「知る楽」でも勝間さんがインタビューした、

元リクルート社員、義務教育初の民間人校長だった藤原和博さんが、

「あなたは今の自分の人生に、満足ですか?」

と語りかけるところから始まります。

私としては、民も公も両方を経験された藤原さんのお話ということで、

かなり贔屓目に読んでしまっているかもしれません・・・(;一_一)

かつて猛烈サラリーマン!(組織ドップリ)

しかもこれだけの実績を残している!(組織ドップリ)

だけど・・・病気も経験した!(ムムム?これは?)

その藤原さんのお話を、今、猛烈に働いている自分に疑問を持ち始めている、

もしくは少しこの先の人生に不安を感じ始めている、

30歳代半ばから40歳代の方にぜひ読んでいただきたいな~

個人的には、同業者の方のおススメします。

私がこの『35歳の教科書』を読んで、フックにかかったキーワードは次の2つです。

●組織内自営業

●演じる

肩書きに頼らずに勝負するには、勝間さんの『目立つ力』で書かれていたように、

目立つための技勝負できる技が必要になるわけです。

藤原さんも同様で、それを見据えて「戦略的に時間を投資する」

と、言っています。

具体的には、

 「仕事に打ち込める可能性のある3000時間のうち3分の1の1000時間を本業に投資し、

 残り(3分の2)の2000時間を戦略的に別のことに投資する~」

なるほど・・・Googleも社員にこういったことを課していると聞いたことがあります。

それらの投資があって初めて、

組織の中で自営業できるだけのスキルを身につけることができるのですね。

「演じる」については、自分のことを客観的に見つめながら「演じる」余裕をもち、

自分の人生を自分で仕切っていく、創っていくということです。

特に、「目から鱗!」だったのは、これからは「教師を演じる」という意識が必要だと

書かれていました。

藤原さんは、これらのことを「劇団ひとりひとり」と表現していましたが、

まさにその通りで、ひとりひとりがちょっと引き気味に自分を見ながら、

(「あれ、私今、腹なんかたてちゃって・・・」という具合に)

成功も失敗も経験する距離感をもちたいものです。

【教育に活かす!】

●ロールプレイ

大人と同様「演じる」ことが大切なのは、子ども達も同じです。

その「演じる力」は、どこで発揮されるかというと・・・「イメージする力」。

相手の気持ちを想像したり、問題の解決方法について見通しをもったり・・・

でも、体験できることは限られますよね。

せめて疑似体験、ロールプレイでもいいからやってみることが

イメージ力を磨く一歩になるのではと思います。

●力

思わず納得した「つけたい力」は、「集中力」と「バランス力」の2つ。

この2つを「~10代の終わりまでに身につけておきましょう!」

と藤原さんは言っています。

「集中力」をつけるのに、対象は何でもいい。

とにかく「何かひとつの物事に集中する癖」は、

大人になってから身に付くものではないからです。

もう一つの「バランス力」は、

「~世の中全体と自分との的確な距離感を保つ訓練をする」

を指しています。

よく「みんなと仲良くしましょう」と言われますが、

このバランス力を身につけるためのものだと腑に落ちました。

「~特定の友人とはベタベタなのに、

そうでない人にはまったくと言っていいほど寄りつかない人がいます。」

とありますが、これは子どもに限ったことではありませんよね。

大人でもあります!だから意識して訓練をしていきたいものです。

●やめる

「やめる」・・・何を?

それはTVと携帯です。

藤原さんが2年半ほどヨーロッパで生活をした時、

中産階級の家庭のリビングにはTVが置かれていなかったそうです。

つまり、「リビングにTVがあるのは、会話を楽しむだけの教養がない証拠」

というイメージなんですね。(ガァ~ン<`~´>)

日本は・・・かなりの確率でリビングにTVが、しかも大型サイズが殿様のように

鎮座しています(;一_一)(我が家も・・・)

そんな殿様のようなTVを移動させるのは、家庭の事情があるでしょうから、

せめて観る番組をピックアップするなどの工夫は、

TV移動作戦の第一歩としていいのではないでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

参考になる点などありましたら、コメントをいただけると励みになります。

どうぞ宜しくお願いします。

2009年11月29日日曜日

【イベント・セミナー・講演会】鹿田尚樹さん出版記念セミナー『録るが価値』

私がmixiコミュ『先生たち!の進化論』で勉強会を再開しようと思ったワケ 今日は、つい先日このブログでも取り上げさせていただいた、 大事なことはすべて記録しなさい』の著者鹿田尚樹さん 出版記念セミナーへ行ってきました。

会場には、読書会、勉強会でご一緒させていただいている方のお顔もちらほら見えて、

少しリラックスできました。 いきなり名刺交換タイムから始まり、ちょっとドッキリしましたが、 お陰でいろいろな方と名刺交換させていただくことができました。 第1部から第3部まで、これまでの歩みを振り返りながらスライドあり、 トークショーあり、講演ありのあっという間の2時間半でした。  その中で私が、「コレは早速行動に移そう!」と密かに決心したものがあります。 それが冒頭の【ワケ】なんです。 【ワケ】 ●自分が学びたいことは、主催者になって勉強会をやればいい。 では、詳しくご紹介しまししょう。

●自分が学びたいことは、主催者になって勉強会をやればいい。 鹿田さんが、「聞くが価値」勉強会を主催されたのは、ご自分がその方のお話を聞きたい と思ったからだそうです。 初めは人集めにご苦労されたことを聞き、私も同じような体験があったので 大いに共感しました。 それでも、決してあきらめることなく2回目の勉強会を開催し、 少しずつ軌道にのせていった鹿田さん。 お話を伺っていきながら、自分のコミュニティの人集めのことが頭に浮かんできます。 その事に、少しばかり限界を感じつつあった私は、 すっかり忘れていた勉強会のネタを思い出しました。 「そうだ!私が聞きたい方を勉強会にお呼びして、開催すればいいんだ!」 ここ数年あたためていたのは、以前お世話になった先輩の先生方が、 一気に退職されていく中で、その方々の歩んでこられた教員としての長い歴史を、 私達後輩が学ぶことはとても意味のあることだと考え、 その学ぶチャンス、場作りをしたいと考えてきました。 私はその歴史を「記録」したいと思います。 そして、それを発信して、教員以外の教育に関心のある方々ともその歴史を 共有し、つながっていきたいと思うのです。 人に学び、歴史に学ぶことは、未来を作る上でとても大切です。 と・・・・こんなことをマインドマップをかきながら気づき、 セミナー中、密かに燃えていたのです(#^.^#) 早速、滞っていた勉強会を再開させるため、動き出していきます! 【最後に】 私はセミナーの終わりに、一つ質問をさせていただきました。 情けないことに、途中頭がフリーズし、言葉がうまく出てこなかったのですが…(;一_一) Q:鹿田さんの、現在の高い「記録」のスキルにつながる子どもの頃のエピソードを教えてください。 A:高校時代のスコアラーとしての経験も大きい。     小学校時代、野球ゲームをしながら記録をしていた。    その事を先生に褒められたのが嬉しかった。 ゲームをしながら記録をする子・・・なかなかいないと思いますが・・・!(^^)! やはり、才能は子どもの頃から片鱗が見られたのですね~ 子どもの頃の好きなこと、夢中になっていることを侮ってはいけませんね。 冒頭の写真は、私のかいたマインドマップ、著書、いただいた手帳、チョコレートです。 お土産までいただき、鹿田さん!ありがとうございました。 次回作、楽しみにしています!

最後までお読みいただきありがとうございました。 参考になる点などありましたら、コメントをいただけると嬉しいです。 どうぞ宜しくお願いします。

2009年11月24日火曜日

【ビバ!】Real Design1月号 ”クリエイター25人の愛用品”

私にとって【ビバ!】なモノたち
私の趣味の一つに「本屋さんをブラブラ                           して 掘り出しモノを見つける」があります。
先日の3連休、「書店ブラブラ」をしました。
そこで見つけた「掘り出しモノ」が今回ご紹介する
Real Design1月号 ”クリエイター25人の愛用品”です。
どうやら私は、”ちょっと変わった文房具”とか”自分のアイデアを活かして活躍している方”に 憧れがあるようで、この雑誌は繰り返し何度見てもウキウキしてきます。
その中でも、先日のmixi日記でもご紹介した「ブックディレクター 幅允孝さん」が持ち歩く道具に目を引かれます。
特に「幅さんのマイブーム 一筆箋」【ビバ!100点】は私も「いただき!」したいアイテムです。
職場でのちょっとしたやり取りは、ポストイットで済ませていますが、
少し改まった内容であれば、一筆箋に書くのもホッと一息つけていいのでは?
いただいた手紙は、たとえ短くても嬉しいものですよね。
だったら相手も同じこと、慌ただしい毎日にちょっとした嬉しさが潤滑油になるものです。
ぜひ、この一筆箋をいつもカバンに入れて持ち歩く幅さんのマイブームを、
私も実践したいと思いました。
もう一つ目を引いたのは、「NOOKA」のカードケースです。【ビバ!120点!】
カラフルで、何だか変わってて遊び心がある・・・そんな所が気に入りました。
たくさん素敵なモノがあって困ってしまいますが、どれもそれぞれ     の方が必要に迫られて使いこなしている雰囲気があるからこその魅力なんだなと感じました。
そうやって考えると、私の使いこなしているものは・・・
マインドマップで使うステッドラーのカラーペン、RHODIAのメモ帳、タイマー、赤ペン・・・かなぁ!(^^)!
私はクリエイターではないけれど、子ども達の成長を手助けする・・いってみれば教育の創造をしているんだということにも気づきました。むむむ~!ちょっときついけど「エドゥクリエイター」?!【ビバ!30点】
最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考になった点などありましたらコメントいただけると励みになります。
どうぞ宜しくお願いします。

2009年11月22日日曜日

【ビジネス書】勝間和代著『目立つ力』

子ども達にも『目立つ力』を身につけたいと思ったワケ 【マインドマップ】

【ワケ】 ●得意なことで目標が達成できる ●人生を楽しむチャンスが増える では、【ワケ】について詳しくご紹介します。 ●得意なことで目標が達成できる 【はじめに】のところで勝間さんは、「目立つことによって、夢を実現しやすくすることが目的」と、おっしゃっています。

子ども達が学校で学ぶのは、「今、未来に幸せになるため、夢を実現する」為に学んでいるといえるでしょう。 「どんな環境に生まれようと、本人が無自覚であろうと、その人には幸せになる権利がある」 幸せ=自分の好きなこと、得意なことを活かし夢を実現すること を前提にすると、それはそれなりに努力が必要となるわけです。 正直、私、そんなこと考えたこともありませんでした。 やるべきことをコツコツと、誠実に取り組んでいけばいい・・・ そんな風に考えていました。 それを「幸せ」と感じられるなら、本書『目立つ力』は読まなくてもいいでしょう。 でも、「幸せ=自分の好きなこと、得意なことを活かす」 と考えるなら、この「目立つ力」がどうしても必要になってくるわけです。 ●人生を楽しむチャンスが増える 本書『目立つ力』は、勝間さんがインターネットメディア、特に「ブログ」を活用して、 いかに戦略をたて「目標を達成してきたか」が書かれています。 21世紀に生きる子ども達が、自分の得意なことを活かして幸せになるには インターネットは不可欠だと強く感じました。 今まで通り、人と人とのつながりを大切にすること、 得意不得意に関係なく、学習、体験することは大切です。 その中で、今まで以上に自分の得意技を意識する場面も必要になってくると思います。 これからは、自分の得意技を存分に活かす戦略の基礎を、 子ども時代に少しでも身につける場づくりが、人生を楽しむチャンスを増やすポイントになるようです。

【教育に活かす!】 ●自分の得意なことをトコトン意識する。 子ども達に、「得意なことは何?」と問いかけてみてください。 ある子は、「別に~」というかもしれません。 またある子は、「算数が得意」というかもしれません。 当たり前のことですが、子ども達は体験したことでしか

得意、不得意の判断材料がないのです。 ですからたくさんの「体験=刺激=学び」をすることで、自分を映す鏡が増えていきます。 そして、折にふれてその得意なことに自信をもたせてあげたいものです。 ●得意なことを周囲に伝える技を身につける 伝える技を持たなければ、得意なことは幸せになるための ツールとはならないようです。 そういった訓練を積んだ子ども達が大人になったとき、 臆せず自分を語り人生を楽しむチャンスを増やしていけるようになるのでは・・・と思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

参考になる点がありましたら、お気軽にコメントなどいただけると励みになります。

どうぞ宜しくお願いします。

【ビバ!】ビートたけし×所ジョージ 遊びの天才!

昨日、池袋PARCO「ビートたけし×所ジョージ 全日本選抜 国際EXHIBITION」に行ってきました。
皆さんは『FAMOSO』という雑誌をご存じですか?
たけしさんと所さんが、いろいろなキャラクターに変身し、それを写真にとって遊んでる様子を大真面目?!に雑誌にしてしまったものです。
何とも・・・50歳を超えた大の大人が!!と眉をひそめているそこの貴兄!よく聞けい!(すみません、よく所さんが言ってます(;一_一))
日々の暮らしの中に、ちょっとした遊びを工夫して取り入れることが何より幸せなんだよ~って所さんは言ってます。別にお金をかけることが遊びじゃないよ!とも・・・
例えば、犬の首輪がとってもおしゃれだったので、数本つなげて自分のベルトにしちゃうとか。
今の季節は安~く手に入る半纏にステッカー?をはって楽しんじゃうとか。
そんな遊び心を Let's「教育に活かす!」

【スタート】ブログ引っ越し

2009年11月22日 これまで書き綴ってきた『読書道をゆく!』から、 こちら『教育に活かす!』へお引っ越しをしました。 まだ、レイアウトなど整っていませんが、これからコツコツと 楽しみながら創って行きたいと思います。 タイトルは『教育に活かす!』と硬い感じですが、 中身はビバビバ!な感じで綴っていきたいと思います。 みなさん、どうぞ宜しくお願いします。

2009年11月21日土曜日

【ビジネス書】鹿田尚樹著『大事なことはすべて記録しなさい』

私が「失敗」を記録していこうと思ったワケ 鹿田尚樹著『大事なことはすべて記録しなさい』

【マインドマップ】

【ワケ】 ●「記録」は自分だけの「道」をつくること

では、【ワケ】について詳しくご紹介しましょう。

本書の冒頭のに、「大事なことって何?」と書かれたページがあります。

そこには、「大事なこと」=「あなた自身のこと」と書かれています。 「あなた自身のこと」は、「これだけネットが発達しても検索することができない」 と著者鹿田さんは言います。

そうなんですよね。

例えば、私の名前を検索したところで、私がこれまで経験してきたこと、 成功、失敗、思いなどは決して出てきません。 何らかの形で記録しておかなければ、記憶のかなたに押しやられてしまいます。 私はこの冒頭のページを読んで、 自分がこれまでしてきた全ての体験が、唯一無二の体験であること、 自分だけではなく、周囲の皆さんの体験も、唯一無二の体験であることに、 尊さと同時に、もっと自分がしてきた体験、思いに自信と誇りをもってあげたいという思いが湧き上がってきました。 特に、なかなか抜け出せなかった苦い思い出などは、格別に愛おしく感じてきます。 幸いここ数年はブログやアナログの日記に綴っているので、記録に残すことができていますが、 それ以前の、仕事関係のノートは、「新しいものを作るんだ!」などと 変なこだわりから処分してしまったことをとても後悔しました。 先日読んだ、美崎栄一郎さんの著書『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか』でも、 仕事を進める際の「PDCAサイクル」で、特にC(点検)とA(改善)を記録に残す、ということが 書かれていました。 美崎さんの著書を読んだ後、かなり意識して実行の後のCとAを記録に残すようになりましたが、 本書でも、そのCとAがその人のフィルターを通した体験なのだから、 記録しなのは”もったいない”というところで、お二人の著書が私の中でつながりました。 【教育に活かす!】 かなり活かしたいことが盛りだくさんでした。 その中でも選りすぐっての次の2点です!

●読書はPREP法

●子どもだって記録しなさい! ●【読書はPREP法】について PREP法とは・・・ 「P」・・・ポイント(POINT) 「R」・・・理由(REASON) 「E」・・・エピソード(EPISODE)たとえ話(EXAMPLE) 「P」・・・ポイント(POINT) 詳細は本書を読んでいただきたいのですが、私はここを読んで早速実践しています。 いえ、もともとやっていたようなのですが、きちんと読書法として確立して行ってきたわけではないので、 自分の行動を文章で読むことで整理していただくのは、自信にもなりますしやることが焦点化されてきます。 実際、この本を読みながら、新たな「P」を探している自分がいました。 これを子ども達にも意識させていくと、説明文などの要旨をつかむ場面で力がついていくのでは・・・ と思いました。 ●子どもだって記録しなさい 例えば、宿題をするのに何分かかっているのか?とか、 ゲームは無意識だと何分くらいやってしまうのか? などの記録をとっていくと時間を意識する姿勢が生まれるのでは?と期待をもちます。 よく、「これをあと3分でやろう!」と提案することはありますが、その子自身が少しずつ時間を意識する態度をもてるようにする には、教師主導ではそれは育ちません。 継続的にやってみる価値は大いにありそうです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

参考になる点などありましたら、コメントなどいただけると励みになります。

どうぞ宜しくお願いします。