理科の授業でマインドマップ!
実践TEFCAS NO.003
3年理科 「じしゃくにつけよう」
先週、授業参観がありました。
ナント!保護者の方の中に、マインドマップをかいている方がいらっしゃると聞き、
なんとかその授業の中で活用できないかな?と思っていました。
そんな時、雑誌「AERA」で学校でのマインドマップの活用の様子が、
先輩フェローの方の実践と一緒に掲載されました。
私の中に、
「マインドマップを活用することは、子ども達にかかせること」
という思い込みがありました。
別にそんな構えなくても、もっと気楽に使えばいいのですよね。
私がかいて「授業のまとめ」に使う方法があることを、雑誌を読んで思い出しました。
ああ~恥ずかしい・・・(;一_一)
普段さんざん自分が本を読んで、その情報をまとめる時に
使っているのに・・・(オッチョコチョイです・・・)
別に、子ども達がかかなくっても、
教師がマインドマップをかきながらまとめていったっていいわけです。
そのメリットとしては、
●子ども達にとって、「かき方」の復習・確認になる。
●まとめにイメージのイラストをつかうので、 記憶に残りやすい。
などが考えられます。
特に、記憶については、次回の授業で、前回かいたマインドマップを掲示しながら、
どのくらい思い出せるかやってみようと計画中です。
では、簡単に実際の授業を振り返ってみましょう!
●単元名
3年 「じしゃくにつけよう」
●本時の目標
・じしゃくについた2本のくぎが、じしゃくから離してもついていることから、
いったい何に変わってしまったのか、これまで学習したじしゃくの性質を使って、
確かめる方法を考え実験することができる。
・くぎはじしゃくに変わったことを理解することができる。
●本時の流れ(簡単に・・・)
①今日の学習問題を、演示実験を見ながらとらえる。
②直接じしゃくについていたくぎが、そこから離してもついていることから
「じしゃくに変わってしまったのではないか?」
と予想をたて、それを確かめる実験の方法を考える。
③既習から、机の鉄の部分、クリップ、黒板、はさみ、方位磁針、ロッカーの鉄の部分などに、
くぎを近づけた時引き付けられればじしゃくにかわったのではないか?
との予想を、予め模造紙にかいておいたマインドマップのブランチの上にかく。
④子ども一人ひとりに、自分が確かめたい方法をプリントにかかせ、それをもとに実験をさせるようにする。
⑤調べてわかったことをプリントに書く。
⑥調べてわかったことを発表させ、その結果をマインドマップに教師がかいていく。
⑦以上の結果から、「くぎはじしゃくに変わった」ことをまとめる。
●マインドマップ
①事前に授業のアイデアを出したり、流れを整理するマインドマップ
(かなりザックリです。限られた時間なので、授業の案はこんな感じでかいています。)
②授業中、板書に使ったマインドマップ
●感想
このクラスには、専科として週3時間理科に入っているので、
マインドマップはその時のみしか取り組むことができません。
ですが時間数の関係で、マインドマップを毎時間取り組ませることは難しいのです。
何とか限られた時間の中で子ども達に、
マインドマップの効果を「見る」という間接的な関わりでも体験できないか・・・
と考え、本時のような活動を考えました。
授業を行っていて感じるのは、通常子ども達に投げかけている
「わかったことを発表しましょう。」
という言葉よりも、
マインドマップで板書をまとめる時の方が以下の点で効果があるようです。
●子ども達がリラックスして発表することができる。
●プリントに書いてあること以外の、その場で気づいたことをどんどん話すことができる。
●五感を意識させやすい。
普段の授業では、時間に追われてマインドマップの実践は二の次になっていましたが、
今回の参観をきっかけに
「何とか今できる範囲で、マインドマップを活用できる方法は?」
と考えることができて一歩前進することができました。
時間があるからマインドマップを活用することができる・・・のではありません。
マインドマップを活用した方が、情報の整理、アイデアの創造が進むので、
あとは活用のバリエーションを導入する私がもつことが必要だと感じました。
拙い実践を最後までお読みいただきありがとうございました。
ご感想などありましたら、コメントいただけると嬉しいです。
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