やっぱりここでも「問い」がカギだと思ったワケ
中野民夫著 『ワークショップ 新しい学びと創造の場』
【ワケ】
ワークショップとは、
(P11抜)「~講義など一方的な知識伝達のスタイルではなく、参加者が自ら参加・体験して
共同で何かを学びあったり創り出したりする学びと創造のスタイル」
とあります。
そして、次の5点が要点としてあげられています。
●ワークショップに先生はいない
●「お客さん」でいることはできない
●初めから決まった答えなどない
●頭が動き、身体も動く
●交流と笑いがある
どうです?子ども達が楽しそうに活動する姿が思い浮かんできませんか?
「ワークショップに先生はいない」
「初めから決まった答えなどない」
という2点は、小学校教育の中で全ての時間で行うことは、
発達段階からするとねらいから外れてしまうでしょう。
「ワークショップ」を教室で行う場合、
この時間のねらいは何なのか?ということを明確にもっていないと、
ただ「楽しかったね」で終わってしまう「活動あって学びなし」
になってしまうでしょう。
どちらにしても「ワークショップ」に魅力があることは確かなようで、
それを支えるのはどうやら先生ではない「ファシリテーター」という存在です。
「ファシリテーター」が発する問い次第で、
参加者の気づきの行方が決まってくるようです。
P39に次の様な文章があります。
「~関心を持って参加している人々こそが、最も適切な問いをもっている教師であり、魅力的
な答えを生み出せる生徒である。~」
つまり参加者の気づきや問題意識を深めたりするには、
ファシリテーターを含めた参加者全員の共同作業であっても、
要所要所で投げかけるファシリテーターの「問い」一つで、
どう転がっていくかわからない面白さ難しさがあるのだと思いました。。
ここの所、このブログにupしている書籍やセミナーでの私の気づきは、
どうやらこの「問い」の重要性に集中してくるようです。
【教育に活かす!】
●ワークショップの考え方を、ねらいを明確にした上で授業等に導入する。
●参加者の思考を深める「問い」について発達段階に応じて体系化する。
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